当社は丸紅エアロスペース株式会社と新明和工業株式会社の共同出資により、ビジネスジェットの機体整備事業会社として設立されました。
日本のビジネスジェット市場は、インバウンドやビジネス需要の高まりを受け、2022年の国内発着回数(国内線·国際線)はコロナ禍前の2019年を上回っており、更なる成長が期待されています。
当社では丸紅グループのビジネスジェットに関する知見·ネットワークと、新明和工業の航空機整備に係る技術力·実績という両社の強みを生かし、ビジネスジェットに特化した国内最大級の整備会社を目指して、今後、幅広い機種に対応した整備サービスを提供します。
丸紅は、航空関連分野において、従来の販売代理店としてのサービスに加え、部品販売事業、航空機·エンジンリース事業、グランドハンドリング事業、MRO事業など、多様なビジネスモデルを展開してきました。
また、ビジネスジェット分野においては、丸紅エアロスペースが長年に亘り培ってきた広い知見とネットワークを生かし、2019年にチャーター手配·運航管理会社であるJALビジネスアビエーション株式会社を設立しました。
当社設立を通じて、新たにビジネスジェットの整備事業に参画することで、丸紅グループにおけるビジネスジェット関連機能を強化·拡充し、機体販売から運航管理·チャーター手配、整備事業に至る一貫した総合サービスを提供するリーディングカンパニーとして、お客様に提供する価値の最大化を目指します。
新明和工業は、航空機部門においてUS-2型救難飛行艇の製造·修理をはじめとする防衛省向け機体ビジネスや、民間機のコンポーネント製造等を行っています。
更に近年は、民間のビジネスジェットの整備も手掛けており、整備事業の更なる拡大を目指すとともに、従来のモノ作りを基盤とする事業領域の裾野を広げ、機体整備や航空機材料(複合材)のリサイクルビジネスへの参画などを通じて、航空機の「サステナブルな生涯」に関与するビジネスを志向していきます。